事件から四半世紀〜坂本弁護士事件を語り継ぐ

1989年11月4日未明、オウム真理教幹部により、坂本堤弁護士（当時33歳）、妻の都子（さとこ）さん（29歳）、長男の龍彦ちゃん（1歳）が殺害された事件から25年となります。
堤さんは新潟県上越市、都子さんは富山県魚津市、龍彦ちゃんは長野県大町市のそれぞれ山中に別々に埋められ、約6年後の1995年9月に遺体となって発見されました。

都子さんが学生時代に書いた詩をモチーフにSATOKOという曲が生まれ、さらにそれが合唱曲に生まれ変わりました。

合唱曲「SATOKO(都子)」/国安修二 作曲


事件から四半世紀がたち、しだいに事件のことも坂本さん一家のことも人々の記憶から薄れようとしています。

坂本都子さんは大学の2年後輩でした。
2000年に都子さんの学生時代の友人たちがスタッフとなって<都子基金>を設立し、歌と音楽を通して語り継いでいく活動をしています。

11月2日、坂本弁護士一家のお墓のある円覚寺の塔頭、松嶺院を訪ねました。
秋の草花が咲いていました。

アキチョウジ


ダイモンジソウ


センニチコボウ


紫色の小菊




イソギク


ナデシコ


「事件を風化させてはならない、都子さんが生きた証を伝え続ける」ために、これからも微力ですが努力したいと思います。

［11月2日撮影］

コメント 2

２５年なんですね。風化させてはいけないですね。
今世界ではもっとすごいイスラム国なんていうものがありますが、他者を思いやる心がないと、悲しい出来事は起こってしまいます・・・。
円覚寺のお墓知っています。今度行ってみます。
by moz (2014-11-05 05:46) 

mozさん
コメントいただきありがとうございます。
人を思いやる心があればテロや殺人など起こることはありませんね。
北鎌倉に行くたび、時間があればお墓に寄るようにしています。
事件のこと、都子さんや堤さんのことを忘れないように。
by レイン (2014-11-23 09:10)