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「恋人」に会いに行ってきました 〜プーシキン美術館展 [横浜散歩]

このところ週末はどの日も猛暑で撮影意欲が低下、写真中心の記事はしばらくつくれそうにありません。
そこで、芸術の秋(まだ暑い日が続き秋という感じがしませんが)にちなむ記事を。
横浜美術館では9/16までプーシキン美術館展が開催されています。

IMG_0461 - バージョン 2.jpg

メインはやはりルノアールの「ジャンヌ・サマリーの肖像」でしょう。
ポスターやチケットに使われている絵です。

モデルとなったジャンヌ・サマリーは当時パリで売れっ子の舞台女優でした。
36歳のルノアールは20歳のジャンヌの肖像を描くため、アトリエから彼女の家へ足しげく通ったそうです。

IMG_0460 - バージョン 2.jpg

当時、肖像画の背景としては珍しいピンクが使われ、初々しいジャンヌをさらに愛らしく見せています。

このほか、 アングル、ゴッホ、ピカソ、モネ、マティス、ルソー、ゴーギャンなどフランス絵画のそうそうたる顔ぶれの名画を見ることのできる展覧会です。

音声ガイドはドラマ「相棒」でおなじみの水谷豊さん。
その軽妙な語り口でその絵画に隠された意味や時代背景などを解説してくれますので、こちらもおすすめです。

一緒に行った娘はシャガールの「ノクターン」を気に入ったようでしたので、あとで絵葉書を買いました。

おなかがすいたので、美術館の向かいにこの6月オープンした「MARK IS みなとみらい」で昼食を食べてから帰宅しました。

IMG_0462.jpg


※プーシキン美術館展は9/16(月)まで横浜美術館にて。
その後、9/28(土)-12/8(日)まで神戸市立博物館にて開催されます。

横浜美術館



【追記】
みなとみらいで仕事(イベント)があり、隙間の時間に横浜美術館をのぞいてみました。
会期末ということもあってチケット売り場には何重もの列ができていたので、二度目の鑑賞はあきらめ、図録だけ購入しました。

東雲さんからリクエストいただいたので、シャガールの「ノクターン」の雰囲気が分かる程度の画像を載せました。
IMG_0505.jpg

第二次世界大戦中、愛妻ベラを病気で失ったシャガールが戦後すぐ描いた「ノクターン」。
花嫁をさらって赤い馬が天上の燭台に向かって空をかけてゆきます。

「ノクターン」の花嫁の部分を拡大しました。
シャガール「ノクターン」 - バージョン 2.jpg

花嫁の足下に描かれたベレー帽の男(シャガール)とは反対の方向で、永遠の別離と哀しみを表しています。

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コメント 10

Silvermac

東京にいると気軽に美術館に行けますね。
by Silvermac (2013-09-06 05:49) 

レイン

SilverMacさん
東京には美術館が集中しているので、ハシゴもできますね。
神奈川でも地方都市ごとに独自の美術館を持っています。
by レイン (2013-09-07 00:19) 

東雲

おはようございます。
お嬢さんとの美術館デート、いいですね~♪
シャガールの「ノクターン」、チョット気になります。
ちなみに ショパンのノクターンは好きです^^
by 東雲 (2013-09-07 05:51) 

タカタカ

いいですね、僕の所は美術館など
ありません悲しいことに、昼食も食べる所が違うよね
田んぼの中とか小川の傍しかないのです僕は無念^_^
by タカタカ (2013-09-07 21:20) 

レイン

東雲さん
ショパンのノクターンもいい曲ですが、シャガールのノクターンも素敵です。
リクエストにお応えして雰囲気が伝わる程度の絵を載せました。
by レイン (2013-09-07 22:21) 

レイン

タカタカさん
同じ横浜でもうちのそばには田んぼも小川も健在です。
ただ車でひとっ走りすれば美術館でフランス絵画を堪能したり、カフェテリアのランチを楽しめちゃいます。
by レイン (2013-09-07 22:27) 

東雲

レインさん こんにちは。
シャガールのノクターン、
わざわざ載せて下さったのですね!
ありがとうございます。
漠然と 穏やかな夜の雰囲気をイメージしていましたが、
全く違っていたようですね。
何とも深くて重い色合い・・・
“永遠の別離と哀しみ”がそこに感じ取れるような気がします。

お嬢さんは この絵のどんな所に惹かれたのかな・・・、
なんて またまた余計な事を考えてしまいました^^;
by 東雲 (2013-09-08 14:49) 

レイン

東雲さん
再びのご訪問、ありがとうございます。
この絵の赤はナチスドイツにより破壊され炎上する故郷ヴィテスクプの町並み、緑は燃え上がる炎を鎮め、包み込もうとする夜の色です。
娘はシャガールの顔がどこに描かれているのか一生懸命探したから印象に残っているそうで、深い意味はありませんでした。
by レイン (2013-09-09 18:11) 

東雲

レインさん
色々ご説明、ありがとうございました。
私も、シャガールの顔ってどこ?と チョット探しました^^
by 東雲 (2013-09-09 21:08) 

レイン

東雲さん
コメントいただきありがとうございます。
プーシキンの顔がわからないと思い、画像を追加しました^^;

プーシキン美術館の作品の多くはエカテリーナ2世や大富豪の蒐集によるものですが、この「ノクターン」はシャガールとベラの娘イーダが1990年に同美術館へ寄付したものだそうです。


by レイン (2013-09-09 23:55) 

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