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「日本の絵 三瀬夏之介展」〜平塚市美術館 [美術館散歩]

芸術の秋にちなむ記事、第2弾です。
平塚市美術館にて開催中の「日本の絵 三瀬夏之介展」を見に出かけました。
ここを訪れるのは二度目です。前回訪れたときの記事は下の方にリンクしてあります。

美術館に到着
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最初に向かったのは、「日本の絵 三瀬夏之介展」です。
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三瀬さんは1973年奈良生まれ、1999年京都市立芸術大学大学院を修了。その後奈良の高校で教えながら制作を続け、現在は山形市にある東北芸術工科大学の准教授です。

作品は、ジャンルとしては日本画なのですが、およそ日本画らしくありません。
墨を主体とする日本画の素材と手法を用い、和紙の断片をコラージュ風に継ぎ足して行くという制作方法を特徴としています。

作品の大きさはというと、とにかくデカい・・
チラシに使われているメインの写真は作品そのものではなく、その制作風景。
足場に乗っている三瀬さんはじめ人が何人も写っていることで、作品の大きさがわかります。
制作風景.jpg

そこに描かれているのはアニメやUFOなど空想の産物、現実の自然、葛飾北斎など伝統的に描かれて来た景物などがモチーフとなっています。
作品の多くは金具で留められていて折れ曲がったり、浮き上がっていたり。また穴ぼこだらけのものもあってライトの光に不思議な影を壁や床に映しています。

要約すれば、奇妙奇天烈な作品の連続攻撃にやや理解不能・消化不良となること請け合いの展覧会でした。

会場入り口の壁に掲げられていた三瀬さんのアトリエでの制作風景。
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三瀬夏之介展を後にし、別会場で同時開催中の「はじめての美術 絵本原画の世界」をみました。こちらは分かりやすい内容です。子ども連れの人たちで賑わっていました。
絵本原画の世界.jpg

「大きなかぶ」や「ふるやのもり」、「ぐりとぐら」などおなじみの絵本達の原画の展覧会です。

平塚市美術館は明るくゆったりしていて、彫刻などもそこここに置かれ、芝生の庭を眺めながらゆっくりしたいなぁ、と思うような場所でした。

淀井敏夫「海辺の女」
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せっかく平塚に来たので、帰りに花菜ガーデン近くのJA湘南「あさつゆ広場」でお買い物。
もちろんここの名物、ソフトクリームを食べて帰りました。
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やや溶け気味ですが。

[9月8日撮影]

平塚市美術館



平塚美術館の過去記事
あの人に逢いに行ってきました
http://rains-photogallery.blog.so-net.ne.jp/2007-10-28

あさつゆ広場


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コメント 4

タックン

こんばんは。
平塚美術館 私も宮沢賢治展で訪れたことがあります。
いい美術館ですよね~
三瀬夏之介さんとい画家は初めて聞きます。
面白そうな作品ですね。
by タックン (2013-09-08 22:09) 

東雲

芸術の秋に美術館巡り、いいですね~
こっちに来てから そういう事がめっきり少なくなって、
少々欲求不満気味です^^;

美味しそうなソフトクリーム!
こぎんさんを思い出しました。
by 東雲 (2013-09-09 21:03) 

レイン

タックンさん
平塚市美術館久しぶりに訪れました。以前は隣に工場があってうるさかったのですが、移転して臨時の駐車場なども広くできていました。
三瀬夏之介さんの作品は一風かわっていて、題名を見ても???でした。
by レイン (2013-09-11 20:19) 

レイン

東雲さん
美術館めぐり、私も大好きです。
こぎんさんが会長だった「全国ソフトクリームの会」(?)の会員だったので、今でも忠実にソフトの写真を撮り紹介しています。
by レイン (2013-09-11 23:15) 

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