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郷土館(旧駒ヶ根市庁舎)と竹村家〜信州・駒ヶ根への旅 その3 [旅]

家族を連れて長野県駒ケ根市で夏休みを過ごしました。
南信州の名刹、光前寺にお詣りしたあと、近くの郷土館へ。
この建物は大正期に建てられた洋風建築で、駒ヶ根市役所の旧庁舎として昭和40年代まで使われ、昭和46年に現在地に移転・復元されました。

あいにく訪れた時は工事中で、建物は足場に覆われていました。
内部の見学は可能ということで入館しました。
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せっかくなので、本来の外観をパンフレットから。
建物左右に翼棟を従え、屋根の上にも小塔を建てた特徴的な建物です。
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旧庁舎は大正11年に旧赤穂(あかほ)村役場として建築されました。開拓期の米国で発達した近世コロニアル様式を取り入れ、当時の役場としては斬新的で豪華なものでした。

建物内部は展示室になっていて、1回には考古資料やら生活生業関連資料などが展示され、2階は自然資料室になっています。

先ほど訪れた光前寺の三重塔の1/10の模型。
県立飯田長姫高校建築科の生徒が文化祭に出品するため製作したもの。
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会議室(左)、会議室正面のステージ?(右)
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神願札(じんがさつ)
光前寺が正月3日から4日にかけて行った「神願会(じんがえ)」で、仁王門よ少し下った場所の両側の杉の巨木にこの神願札を架け渡したものです。
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考古資料室の土器。縄文土器(左)、弥生土器(右)
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修羅。大石、大木を運搬する道具。この修羅は宝永7年(1710)、善福寺という寺が火災にあい、寺院再建の際に使われたもの。その後、太平洋戦争の戦時下に木材運搬のため使用され、原型を半分程摩滅してしまったものです。
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郷土館に隣接して旧竹村家住宅が移築保存されています。
長屋門。うちの車が邪魔ですが。
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竹村家は幕末まで代々名主を勤めた家柄で、豪農でした。建立年代は明らかではありませんが、江戸時代中頃(約270年前)と考えられ、重要文化財に指定されています。
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竹村家復元平面図
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梁の木組みも立派です。
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囲炉裏
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旅先で古民家や郷土資料館を見つけると、必ず立ち寄るようにしています。
その地方の生活の歴史を感じることができます。

[8月9日撮影]
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コメント 2

タックン

間取りを眺めていると
どんな暮らしをしていたのか興味が湧きますね。
by タックン (2012-08-18 21:25) 

レイン

タックンさん
少し前にはこういう生活があったのですが、今はもう忘れ去られています。
旅に出かけるたびに、古民家を探し歩いています。
by レイン (2012-08-19 09:31) 

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