世界文化遺産・国宝・姫路城 その2〜花と史跡を訪ねて その4 [史跡散歩]
昨日に引き続き、姫路城の紹介です。
備前丸から見上げた大天守。
備前丸は池田輝政の居館があった場所で、明治15年の火災で焼失してしまい今はありません。備前丸とは、輝政と家康の二女、督姫との間に生まれた忠継が、備前国を与えられましたが、まだ幼かったためここに住んでいたから付けられた名です。
この登城口から天守に上ります。
天守閣最上階から東の方向を写しました。手前の赤レンガの建物は姫路市立美術館です。
西側の男山方面。
この瓦紋はどの大名の紋でしょうか(現在調査中)。
櫓とそれをつなぐ廊下が美しい連なりを見せています。徳川秀忠の娘、千姫の居室の化粧櫓(手前の工事中の白っぽい建物)と百間廊下です。
そのほか姫路城にはたくさん見るところがあって一日中いてもあきません。
こちらは備前門脇の角の石ですが、方形のひときわ大きな石は古墳の石棺を転用したものです。
こちらには歴代の城主の瓦紋が集められていました。
ここは「腹切丸」と呼ばれている曲輪で行き止まりになっています。
腹切丸の前には首洗いの井戸もあって不気味な雰囲気。こわごわ覗いているのはうちの娘さん。
普通お城のなかに処刑場は設けませんので、実際にはここで切腹は行われなかったようです。
これは「お菊の井戸」。播州皿屋敷のヒロイン、お菊が斬殺され投げ込まれた井戸です。
「一枚、二枚〜、」と恨めしげに皿を数えるお菊の声が聞こえてきませんか?
お城内部の見学を終え、西の丸から百間廊下へ向かいました。
西の丸からみた天守。
百間廊下内部。
化粧櫓内部には娘と貝合わせをする千姫の姿が再現されています。
名残惜しいのを我慢して姫路城を後にしました。
[3月10日撮影]
やっぱりお嬢さんだったのですね?
後ろ姿の写真を見た時に「そうじゃないかなぁ?」って思ってました!
by 東雲 (2006-03-20 00:15)
東雲さん、そうなんです。旅の写真のそこここにちょびっと登場しますので、見落とさない様にして下さい。姫路城では私より先に歩いては待っていました(私は写真をパチパチしているので)。
by レイン (2006-03-20 00:43)
こんばんわ始めまして。
お城の中が良くわかりました。有難う御座います。
一度は観たいと思います。
by 92san (2006-03-20 00:44)
姫路城ってこんなに広いんですね〜、ビックリ!
化粧櫓内部に三毛猫が居るのが微笑ましいな〜。
by Tytto (2006-03-20 05:36)
来月初めに姫路を通るので、天気が良ければ寄ってみたいですね。何度か来ましたが、城内には入ったことがありません。
by Silvermac (2006-03-20 19:05)
92san、初めまして。私の拙いレポートですが、姫路城に行かれた時に少しでも参考になればと思い写真をたくさん載せました。92sanのブログもお花や植物中心とお見受けしました。ときどき遊びに行きますので、今後ともよろしくお願いします。
Tyttoさん、姫路城は今間は内堀の内側しか残っていませんが、ほんとうは駅前から城の縄張りだったそうてです。殿様のいたお城はさすがにすごいスケールです。三毛猫ちゃんも遊びたそうですね。
SilverMacさん、関西には出張などで時々行きましたが、姫路はついでにという訳にいかず、いままで行けませんでした。これでようやく胸のつかえがとれました。桜の頃の姫路城、ぜひ見せてください。
by レイン (2006-03-20 20:44)