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材木座海岸の潮神楽 【後編】 [祭り]

毎年1月11日に鎌倉の材木座海岸で行われる潮神楽を見に行きました。
前記事の続きですので、ご了承ください。
漁師さんのお祭りである汐まつりで、豊漁と会場の安全を祈願するため神楽が奉納されます。

神楽は三人の宮司が笛・太鼓・舞いを代わる代わる演じていきます。
「初能」(はのう)に続き「お祓い」、「御幣招き」「湯上げ」と演目が続いて行きます。
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神楽の前段が終わり、「中入れ」では参列者にお神酒がふるまわれます。
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神職は後段の「湯立神事」に備え、狩衣を脱いでいます。
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湯立て神楽のクライマックスの「掻湯」(かきゆ)。神招きの祈念を込めた御幣を煮え立っている釜の中に入れ、湯をかき混ぜます。釜底から立ち上る泡の渦で吉凶を占います。泡柱が高く上がると吉(豊漁)と言われています。
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このときできた泡を湯花と呼んでいます。湯花神楽とはここから来た名称です。

「笹の舞い」
湯笹を湯釜に入れ、左右に振り上げ振り上げ、その飛び散る湯を「花」と呼び、この花を浴びると一年間、無病息災で過ごせると言われています。
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私も湯花を浴びることが出来ました^^;
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「射祓い」(いはらい)
細い竹で作った弓矢を四隅に向かって射るものです。四隅には邪悪な者がいて矢で打ち祓います。いわゆる破魔矢で、拾った人は持ち帰ることが出来ます。
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五本目の矢は正面に向けて放つまねをするだけで、放たれることはありません。なぜなら正面は神様が鎮座している神聖な場所で邪気を祓う必要がないからです。

最後は「剣舞い・毛止機(もどき)」です。
赤い面の天狗は剣をもち、黒い面の山の神は大きなしゃもじを持って舞います。
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天狗の舞いをまねて山の神は滑稽な動きで邪魔をしようとします。
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山の神の鼻につけたミカンを鼻くそミカンといい、これを食べると無病息災と言われます。
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このミカンが配られます。まずは子どもたちから。
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私もあとから三つほどいただきました。

最後に浜辺に用意されたどんど焼きに火がつけられます。
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この一年の無病息災を祈りました。

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[1月11日撮影]

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コメント 4

Silvermac

良い天気で写真が映えますね。(^^)//""""""パチパチ
by Silvermac (2015-01-17 20:29) 

レイン

SilverMacさん
お褒めにあずかりましたが、この日は天気が良く、PLを使わなくても空の青さがバッチリ出ました^^;
by レイン (2015-01-18 07:27) 

achami

無病息災な1年が送れますね^^
良い天気だぁ〜♪
by achami (2015-01-18 10:46) 

レイン

achamiさん
インフルが流行っていますが、湯花を浴びミカンを食べたので、今年は元気に過ごせそうです。
効力は1年なので、毎年来なくてはなりませんが。
by レイン (2015-01-18 18:28) 

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