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午年にちなみ・・ [動物]

今年は午年。年賀状にも午年(うまどし)とひっかけて、
「明け馬(ま)しておめでとう」
「物事がウマくいく年になりますよう」
などと書いた人もいたのではないでしょうか。

今年、我が家の玄関に飾った正月飾り。叔母の手づくりの木目込み人形です。
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叔母は長野県に住む人なので、モデルとした馬はもちろん木曽馬です。
ずんぐりしているのでうちの娘ははじめ、牛と思ったそうです。
馬と言えばサラブレッドとポニーしか知らないのだから無理もありませんが。

ところで午年の「午」とは?
十二支の七番目で動物に当てはめると馬になります。
馬の方位は南。
子午線は、北を示す子(ね)と南を示す午を結ぶ線です。
午の刻は昼の12時とその前後の2時間を指します。そのため、昼の12時を「正午」といい、「午前」「午後」という言葉ができました。

さて、馬は古くから軍事用、運搬用、農耕用に用いられ、乗馬用、競馬用としても飼育されてきました。

神様に神馬を奉納する習わしがありましたが、本物の馬から次第に馬の絵を描いて代用する「絵馬」となり、今でも受験必勝や恋愛成就など板絵に願い事を書いて奉納する風習として残っています。

深大寺の絵馬。
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こちらは受験生の聖地、湯島天神の絵馬。
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これだけ願をかけられると天神様でも重荷になるのではないかと心配です。

馬と人との交流の歴史は長く、生活に身近な存在だっただけに、馬にまつわることわざや慣用句も多くあります。
「人間万事塞翁が馬」「馬耳東風」「馬の耳に念仏」「馬脚をあらわす」「当て馬」「下馬評」「馬が合う」「馬の骨」「馬子にも衣装」「馬鹿」などなど。

「天を駆ける奔馬の勢い」など、跳躍し疾走する動的なイメージが強い馬ですが、草原や牧場で草を食み優しげな瞳で静かに佇む姿も絵になります。

最後に、馬が主役となる数少ない祭り、相馬野馬追の動画を紹介します。
震災前の2010年の7月、南相馬市での撮影です。

2010相馬野馬追・螺貝の指揮者


勇壮な勇壮なる甲冑競馬〜相馬野馬追2010

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お茶屋

手づくりの木目込み人形とは!
お見事でございます☆
by お茶屋 (2014-01-08 11:04) 

レイン

お茶屋さん
母方の祖母は手先が器用で、小さなひな人形なども和紙で上手につくったりしました。叔母もその血筋を継いでいて素人離れした作品です。
by レイン (2014-01-11 09:47) 

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