追悼 加藤和彦さん

「あの素晴しい愛をもう一度」などのヒット曲で知られる音楽家、加藤和彦さんが亡くなりました。
10月17日午前9時25分ごろ、軽井沢のホテルで首をつって死んでいるのが見つかったそうです。室内に遺書とみられる封書が２通残されており、争った形跡もないため、警察は自殺とみて調べています。

突然の訃報にただただ驚くばかりです。
忌野清志郎さん、マイケル・ジャクソンさん、PP&Mのマリー・トラヴァースさんなど、音楽家の死が続く中でまたひとり、私の青春時代と重なるミュージシャンが逝ってしまいました。

報道によれば、最近はうつを患っていたとのことですが、音楽活動も続けていたし、テレビやコンサートにも出ていました。
今はただご冥福を祈るばかりです。

彼の代表曲はたくさんありますが、ここでは「イムジン河」を紹介します。
フォーク・クルセイダーズが歌い、発売寸前で急遽「政治的配慮」により発売中止となった歌です。

イムジン河



歌詞の大意は、
「南北に引き裂かれた朝鮮半島。水鳥は自由に行き交えるのに、人間は自分たちが作った境界線にとらわれて生きていかなきゃいけない。僕ら人間も自由でありたい」

追悼のための一句。



霧深き軽井沢より旅立てり
きりふかきかるいざわよりたびだてり

コメント 10

残念ですね。私の友人も70を過ぎて鬱で自死しました。
by SilverMac (2009-10-19 07:19) 

お早うございます。
ニュースを見て驚きました・・・
by yakko (2009-10-19 10:13) 

こんにちは。
惜しい方がお亡くなりになったと思います。
知人でも鬱の方が何人かいらっしゃるのですが・・・。
by 絵瑠 (2009-10-19 10:14) 

イムジン河は学生の時に歌いました。
帰ってきた酔っ払い
悲しくてやりきれない
みんな青春時代に重なる歌です。
ご冥福を祈りたいと思います。
by タックン (2009-10-19 20:05) 

残念です。
先輩が良くカラオケで歌っていたので
すごく残念がっているだろうなぁ
by ハイマン (2009-10-21 22:16) 

SilverMacさん
先日職場の研修で、自殺（=自ら命を絶つ）と言わず自死（=やむにやまれず死を選んだ）というほうが本人の最後を表現しているのでは、という議論を聞きました。

yakkoさん
高校生の頃コンサートで何度か本物の加藤和彦さんを見たことがあります。真面目でかつユーモアのある方という印象でした。

絵瑠さん
うつの方は親しい友人にも職場の同僚にもいます。今回の自死が同じ病と闘っている方達に影響を与えないことを祈るばかりです。

by レイン (2009-10-21 23:32) 

タックンさん
同じ世代ですね。「何のために」「青年は荒野をめざす」「戦争は知らない」も好きな歌でした。

ハイマンさん
先輩には青春の歌そのものだったのだと思います。
私にとっても自分の中の大切なものをひとつなくした、喪失感を感じます。
by レイン (2009-10-21 23:50) 

私は加藤和彦さんと言えばサディステックミカバンドでした
by でいぶさん (2009-10-25 15:42) 

素晴らしい方が・・・とても残念です。
by Lupin (2009-10-25 17:46) 

でいぶさん
私の場合、ミカバンド以降は逆にあまり聞いていません。

Lupinさん
本人にしかわからない何かがあったんだと思います。
by レイン (2009-10-27 21:41)