SSブログ

壬生寺 〜花と史跡を訪ねて その6 [京都散歩]

京都散歩初日、最初に訪れた寺は、新撰組ファンの娘のリクエストにより壬生寺でした。

四条通の壬生寺道のバス停から南に路地を歩いて行くとほどなくして道の右側に新撰組屯所跡があります。
あとで寄ろうと先を急ぎました。すぐ先に壬生寺の山門が見えてきました。

壬生寺は律宗に属し寺伝によれば創建は正暦2年(991年)、と伝えられています。正元元年(1300年)、円覚上人が仏の教えを無言劇に仕組んだ壬生狂言を創始し、多いに栄えたそうです。
そして幕末には新撰組が、この寺の境内で大砲や剣術、馬術の訓練をした場所として有名です。壬生塚には近藤勇の胸像、芹沢鴨らの墓があります。

「新撰組屯所跡」

「壬生寺山門」

「壬生寺本堂」

境内には老人ホームや保育園などもあり新撰組のいた頃よりは手狭になっていることと思います。

「水掛地蔵」水をかけて祈ると一つ願いがかなうということです。

「壬生塚」

「近藤勇胸像」

「椿」背景は池に飾られている板金の龍神像です。

「龍神像」

新撰組が壬生寺の境内で相撲興行を取り仕切った際には、この放生池からスッポンを穫って力士たちにふるまったそうです。

「人丸塚」

柿本人麻呂の灰塚と伝えられています。「人麻呂」が「人丸」になり、「火止まる」に通じることから、火除けのご利益があるとされています。

帰り道に寄ろうと思った新撰組屯所跡の八木邸ですが、入場料が1人1000円(御抹茶・お菓子付き)というこひとで外から見ただけにしました。芹沢鴨暗殺の場所でもあるということです。

壬生寺道のバス停のそばにある一見なんの変哲もない神社ですが、同じ境内に二つの神社が同居しているのが珍しいと思い、撮りました。
「元祇園※神社」と「式内隼神社」です。※木へんに「那」


壬生寺道から北野天満宮へ向かいました。

[3月11日撮影]


nice!(6)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 6

コメント 6

東雲

京都は 様々な歴史の舞台になっていますよね...。
「壬生寺」には行った事はありませんが、『幾松』で 桂小五郎を追って
近藤勇が踏み込んだ時のエピソードやその時の“長持”や色んな“しかけ”や“抜け道”も見てきました。
そうそう...、『寺田屋』にも泊りました!
「又行きたいなぁ...」と思ってしまいました。。。
by 東雲 (2006-03-22 04:55) 

絵瑠

歴史にとても疎いのでレインさんの処へ伺って
色々と教えて頂いて帰ります。
いつも勉強させて頂き有難う御座います。
by 絵瑠 (2006-03-22 10:47) 

Silvermac

昔、一度訪れましたが、壬生寺の門の前まででした。多分、目的地は別だったのでしょう。
by Silvermac (2006-03-22 11:07) 

kom

京都も行きたくなりました。
龍神像を背景にした椿がいいですね。
二つの神社が同居しているのって不思議。
by kom (2006-03-22 21:17) 

レイン

東雲さん、いつも朝早くご訪問いただき、ありがとうございます。京都には幕末の頃の様々な痕跡がの残っていますね。新幹線に乗ればすぐですよ。

絵瑠さん、ふだん旅行から帰っても写真やパンフレットはそのままなんですが、記事を書くために整理したり改めて調べたりして、今も旅の余韻にひたっています。

SilverMacさん、壬生寺は新撰組ファンでもなければなかなか行かないところです。私も大河ドラマ見るまで知りませんでした。
by レイン (2006-03-24 22:58) 

レイン

komaさん、京都は有名なところだけでなく、目立たない普通の寺や神社にも思わぬ発見があって、楽しいです。
by レイン (2006-03-24 23:00) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。