京都・東山花灯路2006 その2 〜花と史跡を訪ねて その2 [京都散歩]
昨日に引き続き、京都東山の夜を美しく彩る花灯路(はなとうろ)の紹介です。
八坂神社西楼門の上に月がぽっかり。
西楼門は応仁の乱で焼失し、1497年(明応6)に再建されました。
三間一戸、切妻造り、本瓦葺き。重要文化財です。
人々は舞殿に掲げられた提灯の灯りに吸い寄せられます。
八坂神社本殿。お詣りに行列ができていました。
本殿は五度の焼失のあと1654年(承応3)将軍徳川家綱が命じて造営されたものです。こちらも重要文化財に指定されています。
灯りと花の路のあちこちに生け花の各流派が大型の花器にいけばなの作品が展示されています。京都いけばな協会によるいけばなプロムナードです。
高台寺公園の入り口には華舞台をしつらえ、琴と尺八の演奏が行われていました。
木々もライトアップされ幻想的な光景です。池面に映る木々の姿は昼間とは全く異る趣です。
八坂神社の狛犬が祇園の街を見下ろしていました。たぶん何百年もの間。
再び八坂神社から祇園に出て宿に向かいました。帰ったのは夜10時を過ぎていました。くたびれた〜。
[3月11日撮影]
【参考】 八坂神社
祭神は素戔嗚尊・櫛稲田姫尊・八柱御子神。創建は、諸説あるが社伝では斉明天皇2年(656)と伝えられ平安遷都がなされた延暦13(794)以前よりこの地に祀られていたとされる。また、貞観11年(869)疫病流行の際、当社の神にお祈りして始まったのが祇園祭である。平安時代には二十二社の一に数えられ、祇園社または感神院とも称された。祇園の神は牛頭天王とも付会され、民衆の信仰も深く京都市民はもとより全国に広く崇敬されるようになった。現在ではこの神を祀る神社は三千余社に及ぶ。
建立:656年頃
[京都市観光情報システムより]
いけばなプロムナード...中々斬新なアイディア(?)と言うかなんと言うか...、さすが京都! 四番目のいけばながいいなぁ~!
それと竹林も良い感じですネ!
by 東雲 (2006-03-17 05:44)
京都の早春も行事が多いですね。
by Silvermac (2006-03-17 08:36)
素晴らしい画像を色々と見せて頂き感動して居ります。
有難う御座います。
by 絵瑠 (2006-03-17 23:20)
東雲さん、京都らしいイベントで華舞台では演奏や踊り、いけばなプロムナードでは池坊をはじめ10流派が競い合っていました。私としては3枚目の生け花が匂いもあって一番気に入りました。
SilverMacさん、このイベントも4年目ということで定着してきているようです。
絵瑠さん、夜景を撮るには苦労しました。ブレブレの失敗作もたくさんあって皆さんにお見せできるのはわずかでした。
by レイン (2006-03-18 00:43)
はじめまして
私も、3年前花灯路に行きました。
そうそう、八坂神社から清水まで歩いたんです。
なつかしさのあまり、くいいるように、写真を見てしまいました。
by 柏島のトド (2006-03-18 08:56)
生け花、アートでグローバルな印象です。
by kan (2006-03-18 23:59)
全国にある八坂神社の大元がここなのですね。656年建立・・・凄い歴史です。
by (2006-03-19 08:43)
柏島のトドさん、はじめまして。ご訪問&コメントありがとうございます。
花灯路、私は初めてでしたが、もう4回目になるのですね。
kanさん、生け花の本家が作品を展示しているだけあって、存在感あるものばかりでした。
こぎんさん、全国の祇園社の大元締めがこの八坂神社です。656年建立とは想像できない昔ですが、斉明天皇の時代で後飛鳥岡本宮が完成した年でもあります。
by レイン (2006-03-20 00:19)