オオワシ〜横浜動物園ズーラシアその5 [動物]
ズーラシア第五弾は猛禽類です。
こちらはオオワシ。
オホーツク海沿岸で繁殖し、冬期にはロシアから朝鮮半島や北海道にわたってきます。魚やカモを脚でつかみ取ったり、水辺に打ち上げられた死体などを食べます。
太い脚と鋭い目をしています。
ちょうど魚の肉をお食事中でした。
こちらはたぶんオオワシのえさになる予定の魚の切り身。
近年、オオワシの鉛中毒が問題になっているそうです。
どういうことかというと、
1 ハンターによって撃たれ放置されたエゾシカの死体をオオワシが食べる
2 体内に残る鉛弾もオオワシの口に入る
3 オオワシの胃内で鉛弾が溶ける
4 溶けた鉛弾が体内に吸収されると、オオワシは中毒を起こし、弱って死んでしまう
このような悲劇を防ぐため、「ワシ類鉛中毒ネットワーク」は、1997年から様々な取り組みを始めました。
1 放置されたエゾシカの死体を回収する
2 衰弱したワシ類を保護する
3 エゾシカ猟での鉛銃弾使用禁止を環境省と北海道庁に要請する
などです。
この結果、北海道庁が2001年度からエゾシカ猟での鉛弾の使用を全面的に禁止しました。
しかし、その後も鉛弾の違法な使用が続いています。
「ワシ類鉛中毒ネットワーク」公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~pb-eagle/
[12月10日撮影]
この子は安心して一生を送れるんでしょうね。
野生を守っていくのは、なかなか難しい(>_<)
by achami (2005-12-15 02:44)
ViolaMacです。
オオワシは風格がありますね。
動物園では野性味が失われていくのでしょうか。
by Silvermac (2005-12-15 09:18)
さすが貫禄がありますね
by gillman (2005-12-15 18:15)
ズーラシアは楽しいですね。オオワシは今年もわたってきていますよw
by (2005-12-16 12:41)
achamiさん、野生動物が野生のまま生き続けるのが難しい時代になってきているのでしょうか。
Violaさん、オオワシはやはり鳥の仲間では別格です。ただ生きた動物ではなく魚の切り身や肉などをえさとして食べているようです。
gillmanさん、オオワシはこの檻の中で鳴いていましたが、猛禽類特有の不気味な鳴き声でした。
ふじかわさん、知床の大自然に暮らすオオワシの勇姿をその場に行って見てみたいものです。
by レイン (2005-12-16 22:59)