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深大寺(じんだいじ) [史跡散歩]

神代植物公園の深大寺門を出て(再入園する場合は再入園券をもらいます)、坂道を少し下るともうそこは深大寺の境内です。

調布、布田という地名は、古代の武蔵野の地に朝鮮半島からの渡来人たちが織物の技術を伝えたことを物語っています。
深大寺がこうした渡来人たちの信仰を集めていたことは想像に難くありません。
寺には白鳳時代に鋳造されたという釈迦如来椅像が、釈迦堂に祀られています。
深大寺の寺名は、湧水の豊富なこの地に祀られていた水神の深沙大王にちなむものです。
つまり深大寺は「深沙大王の寺」という意味です。

草葺き屋根の山門は桃山時代のもので、「浮岳山」という額がかかっています。

本堂は江戸時代に大火で焼失し、大正時代に再建されたものです。

元三大師堂(がんさんだいしどう)は毎年3月3日〜4日のだるま市で多くの参詣者を集めています。

門前には深大寺そばの店が軒を連ねています。蕎麦の原産地は大陸北方で、我が国には渡来人がもたらし広まっていきした。江戸時代に天台宗の法親王に献上した蕎麦切りが賞賛されたことから深大寺そばは有名になったそうです。

古くから庶民の信仰を集め、武蔵野の豊かな自然を背景にした由緒ある深大寺。
神代植物公園では花を楽しめ深大寺では歴史を感じられるという、とてもお得なスポットです。


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